何度も会って好感度を上げる。単純接触効果

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単純接触効果(ザイオンス効果)とは

単純接触効果(ザイオンス効果)とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した心理法則です。ザイアンス効果、熟知性の法則ともいいます。
アルバムから12人の写真を選んで、その写真を数回見せ、好感度をはかる実験を行いました。
写真は1回〜25回と回数はバラバラに見せ、見せ終わってから高感度が高い写真を選ばせたところ、被験者は25回見せられた写真を選びました。
多くの回数を見た写真に好感を抱きやすいことがわかりました。

単純接触(ザイオンス効果)の使用例

ザイオンス効果は、好かれたい相手がいる時に効果的です。

好かれたい相手がいる時に使う

ザイオンス効果は、相手に好かれたい時、好感度をあげたい時に使うことができます。何度も顔を合わせると自然と好感度が上がります。
たとえば、1回90分の面談よりも、15分6回の面談の方が、面談回数が上がるので好感度が上がります。
好かれたいなら接触しましょう。
なかなか心を開いてくれない上司のことは避けたくなりますが、逆です。むしろたくさん接触した方が、仲良くなれる可能性は上がります。
腹立つからと挨拶もしない…のではなく、「鈴木さん、おはようございます」と挨拶をしてみる。そうするうちに相手も「あいつはよくやっている」みたいな気持ちになります。嫌いだから避けるのではなく、嫌いだからこそ戦略的に接触回数を増やしましょう。

マーケティングで活用される単純接触効果

新商品が発売されると、同じCMが何度も何度も流れます。これは単純接触効果を狙ったものです。最初は「なにこれ?」と思うようなCMでも、何度もみているうちにそのCMソングを口ずさんでしまう、その商品をコンビニで見かけて買ってしまう、という経験は誰もがあると思います。

このように、CMを何度も見せたり、CMの中で商品名を連呼するのは、名前を覚えてもらうという効果はもちろんですが、単純接触効果を狙っているともいえます。

動画で何度も配信者の顔を見て、声を聞いているとどんどん親近感が湧いてきますよね。しまいには友達のような感覚すら覚えます。だから配信者は「チャンネル登録よろしく!」とチャンネル登録を促し、毎日見てもらおうとします。「毎日、同じ時間に」動画を投稿しようとするのですね。

だから、自社の商品の好感度を上げるためには「動画配信」や「メールマガジン」などでお客様に見てもらう回数を増やすといいのです。何度も何度もうるさい広告には、そんな意図があるんですね。

単純接触効果 まとめ

  • 何度も会うと好感度が上がる
  • 90分の面談1回よりも15分の面談を6回の方が好感度が高い
  • 何度も流れる広告のねらいは好感度アップ

好かれたい相手がいる時は、短い時間でもいいので「何回も」相手と接触するようにするといいです。嫌いだけれども嫌われたら困る相手(たとえば上司など)とは、無理してでも会う回数を増やしましょう。

また、広告やマーケティングでたくさん買ってもらうためには、CMや動画、メールなどで見てもらう回数を増やす戦略が有効です。

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